ウルトラマンXはいいぞ

さて、去る３月１２日。当ブログにて再三宣伝もとい応援していた『劇場版ウルトラマンX　きたぞ！　われらのウルトラマン』が公開されたわけだが……

この俺って奴はブログを放置しているではないか！！！
何をやっていたんだ！！！

まあ言い訳させてもらうと、仕事・プライベートともに充実（皮肉）していたために、なかなか感想を書けなかったのだ。さらに言うと今回の『劇場版ウルトラマンX』。公開前から散々上げまくったハードルを軽々と飛び越え、飛翔していった大・大・大名作だったのだから、なかなか筆が進まなかったのも無理はない。事実、劇場で観た日のうちに感想記事をアップしようとしたにもかかわらず、一週間経った今も全くまとまっていない状況である。

しかしながら、公開から１週間経つにもかかわらずなんの音沙汰もないというのはいかがなものかと思い、今回は短評という形で『劇場版ウルトラマンX』について書こうかと思う。この３連休のうちにちゃんとした感想アップできるといいなぁ…　で、来週中にネタバレありの感想って感じで更新できればいいと思ってます。

さて、今回の劇場版ウルトラマンX。何が素晴らしかったかというと、TVシリーズの良さを凝縮した作品に仕上がっている点でしょうね。
特撮やCGをはじめとした映像面についてはさすがテレビシリーズでいい仕事をしてくれた田口清隆監督。ほんっと料金以上の満足度は確実という出来でした。
特に終盤の乱戦ではこれまでのウルトラシリーズではちょっと観たことないような共闘が観られるので、これは劇場の大きなスクリーンで観ないと損だと思いますよ。

で、もうひとつ俺がすごい気に入った点がXioという防衛チームの活躍です。テレビシリーズの時点でもすごい好きなチームだったわけですが、その理由が『ウルトラマンメビウス』のCRUE GUYSや前作『ウルトラマンギンガS』のUPGに比べて組織として成熟しているイメージがあるからなんですね。だから、活躍しても「なんで！？」とならず素直に「やりますねぇ！」と称えたくなってしまいます。やはりアドバイザー的ポジションに宇宙人のファントン星人グルマン博士を置いたのが大正解でしたね。トンデモ兵器を開発してもなんか許せちゃうというか…。ギミックこそ子どもっぽいけどやっていることとしてはすごい合理的で行動にしっくりくるから観ていて違和感がないのがいいですね。
あとは神木隊長と橘副隊長にオペレーターのTAKERU隊員と千晶隊員。この４人はあまり現場に出ないんですけど基地で状況の報告や指示を出している様子がなんというかすごくいい！　演技力なのか声の魅力なのかわかりませんが、すごい引き締まるというか、「何かすごいこと起こってる！」「もう始まってる！」感があって観てて気が引き締まりますね。劇場版ではやはり音響がいいからか効果倍増！　って感じでした。
ついでに映画見てて思ったのがヒロインのアスナ隊員がムチムチでエロい（ゲスの極みな文章）。

今回の『劇場版ウルトラマンX』ですが、作品の立ち位置として、別シリーズの劇場版である『映画ガールズ＆パンツァー』『KING OF PRISM』に近い作品だと思います。
勿論二次元と三次元という違いやジャンルが違うというのは俺もわかってます。
俺が言いたいのは”テレビシリーズを受けて、その良さを凝縮した作品である点”。もう一つは”テレビシリーズや過去シリーズを観ていない観客にも間違いなくウケる作品であること”です。

例えば俺はガルパンのテレビシリーズを観ないで劇場版を観に行きましたが、戦車戦のクオリティに度肝を抜かれました。『プリティーリズム　レインボーライブ』を観ないでキンプリを観に行きましたが普通に面白かったですし、感動しました。両者とも結果的に大ヒットしましたね。
今回『劇場版ウルトラマンX』は劇場版ウルトラマンという枠にとらわれず、『パシフィック・リム』『GODZILA』、邦画では『進撃の巨人』などで近年にわかに盛り上がっている怪獣特撮の系譜に属する作品であり、少なくとも国内では歴代最高峰に近い作品であるのは間違いないです。

正直、俺は子供向け特撮作品というのは深夜アニメ以上に大人が観ているのは憚られるジャンルであると認識しています。
しかし、だからこそ『劇場版ウルトラマンX』を多くの人に見てもらい、大人が普通にウルトラマンを観られる社会になってほしい！　そしてウルトラマンXにはそんな社会を作りうる力のある作品です！
だから「ウルトラマンXはいいぞ」「ウルトラマンXを観てください！」とより多くの人に伝えたいと思います。

ウルトラマンXはいいぞ！！！！！

ウルトラマンXを観てください！！！！！